金北山(山行中止)

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■山域 金北山(新潟県佐渡市)
■日程 2016年5月3日~5月4日
■メンバー CL:岡/同格:玉井/SL、気象:下西/食当:石川/医療:荒井/装備:三浦


山行前日5月2日

部会を終えた金北山山行メンバーは明日の登山に向けて装点をしていた。
金北山は今年度が始まってから初めての1泊2日の登山ということもあり、
さらにメンバーには佐渡自体行ったことがない者や、これが初めての本格的な登山
である者もいて、皆翌日の山行やフェリーでの移動中の様子を想像しながら心を躍らせて
準備に励んでいた。
そして一通り準備を終えたあと、気象担当の下西がここ数日の天気図を並べ、
当日の山行の天気の様子を報告した。その報告でメンバー全員に衝撃が走った。

「1002へクトパスカルの発達した日本海低気圧が毎時20キロで東北東に接近しています。
3日は晴れるでしょうが4日にはさらに発達した低気圧が日本に上陸し、稜線では風速10~15mの
強風が吹き、大荒れの天気になるでしょう。」

この低気圧は通称メイストームと呼ばれ、過去何回もワンゲルの登山を中止に追い込んだ
忌まわしき低気圧である。

なぜ、このタイミングで?しかも山行中の4日の午前中が一番ひどいというのはどういう悪ふざけなんだ?

通常なら中止になる状況である。しかし、最近の天気予報の信頼性の低さ、金北山がそこまで難易度の
高くない山であること、なにより佐渡に行きたいという強い気持ちによって、すぐに決断を下すのは容易
ではなかった。
さてどうするか・・・メンバーの中で様々な案が飛び交った。


とりあえず佐渡に行ってから決めればいいのでは?

でも佐渡に行けばそれだけでお金がかかるし・・・

じゃあ明日の朝に決めようか?

明日の朝じゃ今とそんなに天気の状況はかわりませんよ・・・

いやむしろ佐渡でメイストームを見に行くってのも・・・


おそらく30分ぐらいは話し合った。
話は一向に収束に向かう気配がなく、最終的にCLの岡元と同格の玉井
が話し合い、最終的な決断を下した。 


「今回の金北山登山は中止します。」


メンバーから落胆の声が聞こえた。CLである僕も今までの準備のことを考えると、とても悔しかった。
誰のせいでもない。誰かが仕組んだわけでもない。たまたま現れた1002ヘクトパスカルの悪魔によって
僕らの山行は中止となったのだ。

各々、重い腰を上げて準備した装備を片づけた。そして団体装備を片づけ終わると、床には現地で食べる
はずだったボルシチやうめしの材料が転がっていた。

「しょうがないから、部室でボルシチを作ろうか!」

「じゃあこの前間違えて買った(?)大量のうどんで流しうどんもしましょうよ!」

誰かがそんなことを言った。
その瞬間メンバーのテンションは装点前に戻っていた。
皆ぽっかり空いたこの二日間をどうにかして埋めたかったのだ。
なんだかんだでゴールデンウィーク後半は楽しく過ごせそうであった。



そんなわけで非常に残念ですが5月3日、4日の金北山登山はメイストーム接近のため
中止になってしまいました。
その代わりに部室前で「ボルシチうどんパーティwithうめし」を行います!
その様子はこちらから