鷲羽岳(山行中止)

←ひとつ戻る


■山域:北アルプス(折立~雲ノ平~鷲羽岳~三俣蓮華岳~双六岳~新穂高温泉)
■日程:9/18(日)~9/22(木)
■メンバー:CL 荒井、同格 岡、SL 佐藤、医療 三浦、気象 関根、食当 石川、装備 早乙女、食当装備補佐 井上

9/18(日)
6:15 新潟大学前発
桐原で関根と合流、これで全員そろう。荒井と関根で老後について考える。なぜ人は死へ進むことしかできないのだろう、そもそも人は死んだらどうなるのだろうか。持論だが我々は一度すでに死んだ経験があるのではないか。そう思うと死は怖くない。
直江津ー泊ー滑川と順調に乗り換える。直江津ー泊間で富山地鉄タクシーから電話がかかってきていた。どうせたいした電話ではないだろう、あとでかけなおせばいいと思い放置。滑川ー寺田間で3度目の電話がかかってきたのでさすがに電話に出たところ衝撃の事実が伝えられる。
「大雨のため有峰林道が本日閉鎖されており折立へ行けません。どうされますか?」
がーーーーん、えっ待ってどういうこと?!まじかよ!はぁ?山行計画が大きく崩れることになった。今思えば自分を含めあのときみんな冷静だった。とりあえず寺田駅で作戦会議をしいくつか案を出す。

①寺田駅でビバークし翌日折立へ向かう。
②有峰口駅近くの公園でテントをはる。
③立山駅まで行き駅舎の中でビバークし翌日有峰口へ戻る。

①は駅員さんに交渉したがNG。その駅員さんはすごい優しそうなおじいちゃんだったが本社に確認したところ一発で×
②はしんさんが出した案だが雨の中テント張るくらいなら立山駅でビバークしたほうがいいのではとなり立山駅へと向かう。もし立山駅で追い出されたら近くの駐車場でテントを張ることを決める。この案が最良の判断だったかは分からない。

ということで寺田から立山へ向かう。14:30頃立山駅に着き各々自由に過ごす。17:30頃立山駅の駅員に怪しまれる。
「何やっているの?電車待っているの?駅舎は泊まれないからね、18:10にはここ閉めるからね」
言われてしまった。しぶしぶ駅の外で作戦会議をしこの周辺でテント張れる駐車場を探すことに。そこへまた駅員がやってくる、今度は2人でこちらに向かってくる。
「駅の前で泊まらないでください。この周辺一帯は国立公園に指定されているのでどこもテント張れません。ここで泊まるというなら警察に通報します。」
我々は完全に不審者だ、ただ駅前で話しているだけで警察に通報すると言われたのだから。
あーあ、もう詰んだ。
立山駅周辺でのビバークは諦め別の場所を探していたところ島田一之介似の優しい駅員さんが立山駅から30分くらい歩いたところにあるキャンプ場を紹介されそこで一泊することにする。
18:30立山駅発
19:20家族旅行村到着
1張1030円、安い。雷が鳴ってきたので管理事務所で40分ほど待機し明日以降の予を考える。雨が弱まり明日は有峰林道は通れそうだが次なる問題は台風16号だ。今回のERは進むか戻るしかない。雲ノ平は北アルプスの奥地で進むも戻るも地獄だ。皆の様子を見ていたが誰一人として山に行きたいムードを感じられなかった。様々な状況を総合的に判断して今回の山行は中止することにした。2回も台風の影響で夏合宿を中止にしたくはなかった。夏合宿の予定を計画するのは手間がかかり面倒だ。今まで夏合宿のために割いてきた時間がすべて水の泡となった瞬間だったが勇気ある撤退は英断だったと信じたい。
さてテントを張り酒を飲みながら明日の予定を考え、いくつか案を出す。

①立山のアルペンルートを観光しもう1泊して帰る。
②温泉に入り富山ブラックラーメンを食べ観光して帰る。
③即帰宅
④富山市出身の某2年部員S.Aの実家に行き挨拶して帰る。

多数決で決めることにする。①と③は0票。④になぜか4人ほど手を挙げるがさすがにそれはまずいので②に決定。各人勝手な時間に就寝する。
05:30起床。大雨の中テントを撤収し立山駅へと向かう。稚子塚駅で途中下車し温泉に入りその後富山駅へ。「いろは」でブラックラーメンを食しその後城址公園とガラス美術館へ行く。富山駅構内とその周辺は整備され、路面電車が走っていて町全体がとてもきれいだった。どこかの新〇駅万代口とは雲泥の差である。部屋がくそ汚いあ〇きーがあそこに暮らしていたとは思えないほどだ。
井上先輩と石川先輩はアニメイトに行った。(富山まで来てわざわざ行く必要ないだろう。)

15:40の富山駅発の電車に乗り21時頃新潟に帰る。

■感想・反省
今までの登山人生の中で撤退は何回かしたことがあるものの登山口までたどり着けなかったのは初めてである。林道が24時間雨量80mを超えると封鎖されるとは知らなかった。次回以降は登山道の情報だけを集めるのではなく林道や予定以外のテン場も調べる必要があるのではないかと思った。また個人的な意見ではあるが今後の山行計画はルールとマナーを守るべきだと考える。駅ビバークや公園にテントを張るのはグレーである。もしも追い出されたら今回のようにとても面倒なことになるどころか大学の評判も落としかねないからだ。今後検討しなければならない課題ではないか。
また今回CLとして反省しなければならない点がいくつかある。1つ目は中止を判断した後の行動である。本当ならば最後まで皆をまとめ仕切らなければならなかったのだが、キャンプ場に着いてからは同格とSLがCLの役割を果たし私はほとんど何もしなかった、というより何もやる気が出ずどうでもいいと思ってしまった。2つ目はテンションの低さである。私情により山行期間中終始暗い顔をしていたのではないかと振り返る。テン場で某部員から「みんなのテンションを上げるのもCLの仕事だ」と言われ一瞬むかついたがまさに正論だと思う。リーダーのやる気次第でパーティー全体の士気が違ってくるのだと今回の山行で気付かされた。反省し以後気を付けたい。